高野山 - Wikipedia

高野山

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高野山(こうやさん)は、和歌山県伊都郡高野町にある標高約1,000m前後の山々の総称。平安時代弘仁10年(819年)頃より弘法大師空海が修行の場として開いた高野山真言宗、ひいては比叡山と並び日本仏教における聖地であり総本山金剛峯寺がある。山内の寺院の数は117ヶ寺で、多くが宿坊を兼ねている。平成16年(2004年7月7日、『紀伊山地の霊場と参詣道』としてユネスコ世界文化遺産に登録された。高野山は金剛峯寺の山号でもある。太平洋戦争当時、海軍航空隊があった。

目次

[編集] 地理

地名としての「高野山」とは、八葉の峰(今来峰・宝珠峰・鉢伏山・弁天岳・姑射山・転軸山・楊柳山・摩尼山)と呼ばれる峰々に囲まれた盆地状の平地の地域を指す(行政上の字名としての「高野山」もおおよそこれと同じ地域である)。8つの峰々に囲まれているその地形は『の花が開いたような』と形容されており、仏教の聖地としては大変良い場所であるとされている。なお、高野山という名称の山は無い

[編集] 主な名所

奥の院 豊臣家墓所
壇上伽藍 根本大塔
金剛三昧院 多宝塔
大門(だいもん)
高野山全体の総門。国の重要文化財に指定されている。
金剛峯寺
高野山真言宗の総本山で座主の住寺。金剛峯寺は元は高野山全体の称だが、現在金剛峯寺と呼ばれるのは明治2年(1869年)に2つの寺院が合併したもの。もと青巖寺(剃髪寺)と呼ばれた寺院は文禄2年(1593年)、豊臣秀吉の建立、文久3年(1863年)、再建。歴代天皇の位牌や高野山真言宗管長の位牌をまつっている。大主殿、別殿、新別殿と分かれており、別殿では観光客に湯茶の施しがある。襖に柳鷺図のある柳の間は豊臣秀次の自刃の間。屋根の上に置かれた防火用の水桶は、かつては高野山全域で見られたが今も置かれているのはここのみ。また、金剛峯寺境内にある「蟠龍庭」(2,340m2)は日本最大の石庭。
奥の院
弘法大師の御廟と灯籠堂がある。参道には、皇室公家大名などの墓が多数並び、その総数は正確には把握できないものの、20万基以上はあると言われている。戦国大名の6割以上の墓所がある。奥の院の入り口は一の橋と中の橋の2箇所があるが、正式には一の橋から参拝する。一の橋から御廟までは約2kmの道のりとなっている。その途上には「みろく石」などの七不思議と呼ばれる場所がある。
壇上伽藍(壇場伽藍)
高野山の中心地。曼荼羅の思想に基づいて根本大塔、金堂等が配置されている。金堂は高野山全体の総本堂で高野山での主な宗教行事が執り行なわれる。また、弘法大師伝説のひとつである飛行三鈷杵がかかっていたとされる「三鈷の松」や、高野四郎(俗称)と呼ばれる大鐘楼も伽藍に存する。
高野山霊宝館
高野山上にある国宝、重要文化財等の保存・展示が行われており、定期的にテーマを絞った展示会が開催される。なお、現在の日本の国宝の2%は高野山上にある(1073件中、23件)。大正10年(1921年)、開設。
苅萱堂(かるかやどう)
苅萱道心と石童丸の哀話の舞台として知られる。
徳川家霊台
寛永20年(1643年)、徳川家光の建立。家康秀忠の霊廟がある。
女人堂
女人禁制の時代は女性はここまでしか入れなかったとされている。
金剛三昧院
建暦元年(1211年)、北条政子の発願による建立。源頼朝実朝の菩提を弔うための多宝塔がある。

[編集] 主な名物、みやげ

[編集] 交通アクセス

高野山内の通り(国道480号
土産物店、食堂が立ち並ぶ高野山内中心部

[編集] 唱歌における高野山

明治33年(1900年)に大和田建樹が作詞発表した「鉄道唱歌第五集 関西・参宮・南海篇」では、高野山は3番を割いて歌われている。吉野山などと共に、建樹の歴史好みが強く影響しているものと見られている。なお、当時は現在の南海高野線が開業しておらず、高野山へは橋本駅から約12kmの山道を歩いて向かう必要があった。

43.瞬くひまに橋本と 叫ぶ駅夫に道とえば 紀の川わたり九度山を すぎて三里ぞ高野まで
44.弘法大師この山を ひらきしよりは千余年 蜩(ひぐらし)ひびく骨堂の あたりは夏も風さむし
45.木陰おぐらし不動坂 夕露しげき女人堂 みれば心もおのずから 塵の浮世を離れたり

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

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